2期生 貝山 弘一 [仙台一高卒/早稲田大卒/集英社勤務] |
ヤンキー先生に夜回り先生、金ピカ先生…名の知れた肩書きはたくさんあるけれど、そんなものがなくても本気でぶつかってくれる人がいる。場所がある。その先生が好きな落語のように市井で一緒に泣いたり怒ったり喜んだり、そうしてツラいことも笑みに変えてくれるような学舎だ。 塾というイメージには、重苦しい兵役を課され、軍隊に放り込まれるような抵抗感があった。しかし、受験日当日まで1週間近く高熱を出し、からくも志望校にすべりこんだ私の合否を自分のことのように心配してくれたのは数学倶楽部(当時)の戦友たちと師であった。時代は移ろうとも受験や競争という戦争はなくならない。でも、ここなら変わらず共に立ち向かえる場所となるはずだ。 当時、漢字テストで満点を取ると欲しい文庫本を1冊、隣の本屋さんで買ってもらうことができた。それが何よりも楽しみで、今も書棚にはその何冊かが背を並べている。幸運にも出版社に入り、文字に埋もれながらも流されがちな日々、深夜の編集部で携帯を耳にすると遠い声が届く。「書いてる?あなたの文章を楽しみにしてるから」応えきれないでいる自分に後ろめたさを感じ、望んでくれる誰かがいることに勇気づけられ、25年近く経った今も変わらず励まされている。 −−−[2010年度 追記]−−− マスコミの世界に身を置き、雑誌の編集に携わって15年以上になる。その間、数え切れない人達に取材し話をする機会を得た。アイドル、スポーツ選手、作家、政治家…多種多様である。 その貴重な体験の中で、これだけは肝に銘じなければならないと自らに戒めてきた信条があるとすれば、その取材対象者が誰であろうとまずは肯定的に善意をもって接するということだろう。 あなたのことを知りたい、あなたに興味がある、話せて嬉しい…そういう偽りない気持ちはよほどでなければ伝わる。短い時間でもどこかで打ち解ける。相手も数多の人と交わっているはずで情が伝わらない型通りな会話など見透かされ、心も開かれない。 30年にも渡り、北剏舎が地元に根付き、世代を超え卒舎生がいまだ交流を続ける…それはただ優秀な進路実績を誇るといった結果のみではなく、今に至るまでそういった仕事においても学ばせていただいた指導スタイルにブレがないからではないか。 オチこぼれでも問題児でも優等生でも、キミと出会えて嬉しい、キミのよさを知りたい、共に学んでいこう…そんな本気が伝わるからこそ子供も応える。敏感な彼らの心の眼が開かれるのだ。 |
2期生 菅原 城治 [東北学院高卒/法政大卒/外資系証券勤務] |
寺子屋北剏舎へようこそ。今北先生についていけば間違いありません。後輩の皆さん、思い出を作りながら実力も付けるよう頑張ってください。 |
2期生 山中 仁美 [宮城一女高卒/東北大学医技短大卒/診療放射線技師] |
20年以上前のことですが、今でも思い出すのは、真っ白な年表と白地図です。自分で年表に書き込みをしていくうちに自然と頭の中に歴史が入っていきました。他の塾では、こんな面倒くさいことは絶対にしないと思うことを先生はやってくれたと思います。 −−−[2010年度 追記]−−− 私が中学生の時、わかるまでやるということを学びました。 いい加減にやれば叱られ、きちんとやれば褒められて舞い上がりながら必死で勉強しました。 そして志望校に入学することができました。 その時の何度もやったことは今でも覚えており、子どもたちに聞かれたときに、答えてやれる母になりました。 私の子どもたちにも今北先生の真剣な教育のもとで学んでもらいたくて、入塾させております。先生の熱心な指導のおかげで娘もこの2月無事に志望校に推薦で合格することができました。 先生のやり方は30年前と変わることのない指導だったので、親子の会話も弾みました。 ありがとうございました。 まだ、下の子も在塾です。よろしくお願いします。 |
2期生 柏倉 裕子 [宮城一女高卒/東北学院大卒/(株)ヤック経営] |
20年も経つのに、塾に通わせていただいた頃のことをいまだに鮮明に覚えております。それだけ私にとっては、ただの学習塾ではなく、今も先生方と出会えたことに感謝しております。そして、これからも私の人生にとって、大切な恩師でいらっしゃいます。 |
2期生 加藤 民夫 [公務員] |
お前がアシスタントしてくれないと困るといわれて始めたアシスタント。子どもにきちんと言うことは難しい。できそうでできない。父親になって思う。我が子に本気で言ってもらいたい。教えてもらいたい。今北先生はいつも親の気持ちで、親以上の思いで子どもに接してきた。25年の時の流れを感じさせない、新鮮さを今も感じている。 |
2期生 横山 ひろみ [宮城一女高卒/岩手大卒] |
今北先生にお世話になっていた頃、とても頑張っていた自分がなつかしいです。落語会もあったり、授業も『手作り』で入試対策は的をえたもの。その時、塾で使った日本史の年表は自分が大学時代に家庭教師をした際、わざわざ実家まで取りに行って、役立たせていただきました。『寺子屋』のイメージぴったりのあったかい塾でした。 |
2期生 大泉 貴華子 [高校教諭] |
今北先生は、当時心の迷いの多い中で、しっかりと私を導いて下さった唯一信じられる大人でした。厳しい中にも生徒を熱心に思う気持ちと、その体当たり指導が私を窮地から救ってくださいました。今時珍しい寺子屋的な雰囲気があるこの塾は、まさに教育の原点です。この出会いに感謝致します。 |